こんにちは。ハンドメイド作家の楓(かえで)です。
本業の傍ら、ハンドメイド作品をサイトに出品、販売しています。
そんな私も出品当初は、当然ですが初めてのことだらけ。
仕事と両立していたこともあり、寝る時間を削ってスマホとにらめっこ…なんて日が何日も続いたことがありました。
40代で初めて挑戦した私だからこそお伝えできる
「初心者が失敗しないハンドメイド販売の始め方」
この記事でまとめてご紹介します
ハンドメイド販売は「商品づくり」より「仕組みづくり」が大切
ハンドメイドが好きな方は、ついつい「作ること」に集中しがちです。
もちろん大切なことですが、販売を始めるためには“売れる仕組みを整えること”も同じくらい大切です。
「とにかく作品をたくさん出品しなきゃ!」
がむしゃらに出品していた時期は、まったく売れずに落ち込んだ記憶があります
初心者が失敗しないために必要な5つのステップ
販売サイトを選んだら、次に大切なのは“売れるための準備”です。
ここからは、私が実際にやってきた5つのステップをご紹介します。
ステップ1:販売先を選ぶ 自分に合ったサイトを選ぼう
販売サイトの選び方は、成功のカギを握るポイントです。

私がおすすめするサイトはこの3つ
minne
初心者でも出品しやすい大手ハンドメイドマーケット
デザイン性・世界観が強みのこだわり派向け
BASE
自分だけのネットショップを作りたい人向け
販売サイトの特徴を理解せずに、「とりあえず出してみた」という方が、出品後に「なんだか売れない…」と悩みがちなようです。
自分の作品やライフスタイルに合った販売先を選んで、成功へ一歩近づきましょう!
ステップ2:写真の撮り方を工夫する 自然光と背景で差がつく!
「写真が苦手だから…」と出品に踏み切れない方も多いようですが、スマホでも商品写真は十分キレイに撮れます。
初心者が意識すべき撮影のポイント
1.自然光の入る時間帯に撮影する

※画像は作品イメージです
おすすめは午前10時~午後2時です
2.背景は白 or 木目調などシンプルに

※画像は作品イメージでです
布や紙、100均の背景ボードでもOKです!
ピントを合わせ、複数カットを撮る (全体、寄り、着用イメージ)


※画像は作品イメージです
私も最初は深く考えず写真を撮っていたのですが
「背景と光を整えるだけで作品が見違える!」
と気づいてから、写真がぐっと変わりました!
私の場合、特に好評だったのは着用イメージです。
実際に身に着けた写真を載せるだけで、お客様の反応が良くなり
「着用イメージがあったのでわかりやすかったです」
と度々コメントを頂けるようになりました。
アクセサリー作家さん向けには、着用イメージが簡単につくれる背景シートがおすすめ!↓
作品の世界観を作るのに撮影時の背景シートはかかせません↓
ちなみに写真をとるために参考にした本はこちら↓
写真の基礎から、何気ないものでさえ魅力的に撮れるコツをつかめます!
ステップ3:商品説明文は“誰かの生活を想像して書く”
ハンドメイド販売では、商品説明が購入の決め手になることも多いと思います。
ただ「サイズ・素材・色」を書くだけでは商品の魅力はなかなか伝わりにくいので
「この商品がある暮らし」をイメージしてもらうこと
が大切です。
- どんな人におすすめか?(例:ナチュラルな雰囲気が好みの方に)
- どんな場面で使ってほしいか?(例:朝のコーヒータイムに)
- 手に取ったときの質感やこだわりポイント
例えば、この作品の商品説明だと

※作品はイメージです
”春色の小さな花をつめこんだしずく型のピアス
ゆらゆらと揺れるたびにかわいく存在感をアピールします
普段の暮らしの中やお出かけの装いに
さりげなく季節感をプラスしてみてはいかがでしょう”
ステップ4:価格のつけ方は“材料費+手間”だけで決めない
出品当初、なかなか作品が売れなくて
「もう少し安くしないと売れないのかな?」
とかなり悩みました。
しかしハンドメイドの価格は、作品の価値や世界観にもつながってしまいます。
安すぎると赤字になるだけでなく
「安っぽい」
という印象を与えてしまうこともあるのです。
- 材料費+製作時間(時給換算)+販売手数料+送料
- 最終的に「自分が納得できる価格」で設定する
商品に自信があれば、“適正価格”で売りましょう
これが作品の価値を上げたり、作家への信頼に繋がります
ステップ5:販売前に「家族 や友人」に見せてフィードバックをもらおう!
作品が売れずに悩んでいた時
私は思い切って家族に「どう思う?」と聞いてみました。
すると
文字が小さくて見づらい
サイズ感がこの写真じゃわからない
など、自分では気づかなかった改善点がたくさん見えてきたんです。
- 商品ページを客観的に見てもらう
- 作品のネーミングや説明文の印象を聞く
- 梱包を体験してもらって「開けたときの気持ち」を教えてもらう
客観的な意見を聞いて出品すれば
よけいな失敗を減らすことができます
よくある失敗例とその対策
写真が暗い・ぼやけている
→ できれば日中に写真撮影を。
可能であれば、背景ボードや三脚を使った撮影もおすすめです。
またこんな失敗も”あるある”です
説明が不足して問い合わせが来る
→ よくある質問は事前に記載しましょう。
一度お問い合わせがあった内容は、固定ページに必ず記載しましょう。
価格が安すぎて利益が出ない
→ 原価はもちろん、手数料と送料をきちんと計算し、自分の賃金も入れて、価格を決めましょう。
売れない期間が続いて不安になる
→売れない時期が続いても、簡単に値下げするとブランド価値が低くなってしまいます。
まずは SNSやブログで発信する努力を。
売れないときは、クーポンやキャンペーンのタイミングで作品ページの更新を!
作品がお客様の目に留まりやすくなり、購入されることがあります
楓のリアルな失敗談
私が最初に販売したときのこと。
なかなか作品が売れなくて
「安くした方が売れるだろう」
と自分の賃金をほぼ入れない価格に値下げしました。
しかし、
”ハンドメイド作品が安く買えるサイト”
と認識されたのか
一生懸命作った作品なのに希望の価格で売れにくい時期が続いたのです。
こういった安易な価格の値引きは、自分のモチベーションの低下ばかりでなく、競合の作家さんの迷惑にもなりかねません。
そこからしっかり価格を見直し、「適正価格」で販売したところ
お客様から
“丁寧に作られていて、優しさが伝わる”
と言っていただけるまでに。
今ではminneのフォロワー数獲得数上位1%の作家に成長することができました。
まずは「完璧じゃなくても出品する」ことが第一歩
初心者のうちは
「出品ページが完璧に仕上がらないとダメ」
と思ってしまいがちですが、実際にやってみて初めて分かることがたくさんあります。
- 小さな一歩を踏み出すこと
- 売れない時期も続けること
- 改善を積み重ねていくこと
これが、40代からハンドメイド販売を始めた私が学んだ一番の教訓です。
ぜひ、あなたの“好き”をカタチにして、新しい一歩を踏み出していきましょう。
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